糸を使用した切らない治療<br>(スレッドリフト)

ほうれい線の治療方法 糸を使用した切らない治療(スレッドリフト)金の糸

金の糸のほうれい線改善効果を解説します。

金の糸は髪の毛の細さくらいの純金の糸を埋め込む施術法です。古代エジプトのミイラから金の糸が発見されたのを機に、1969年頃から美容治療に使われるようになったと言われています。以来、50年近く経つ今もなおたくさんの人に選ばれていますが、金の糸にはどんな効果が期待できるのでしょうか?治療のメリット・デメリットも含め、治療の特徴を解説します。

金の糸によるほうれい線の治療法とは

金の糸が向いているのはこんな人

  • 小じわや肌質を改善したい人
  • 大きな傷跡を残さず、若返り効果を得たい人
  • 1回の治療で長期的な効果を得たい人
1回あたりの施術費用(平均) 30~50万円
効果の継続期間 5年

金の糸は純度99.99%以上の純金の細い糸を皮膚下に埋め込む施術法です。皮膚下に糸を埋め込むことで真皮層のコラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌のハリアップやたるみ改善へと導くのがメカニズムです。金の糸は溶けないため、一度埋め込めば定期的な通院は必要なく、長期的な効果が期待できます。肌の若返り効果を実感する人は多いですが、大きなたるみを引き上げるまでの効果はなく、深く刻まれたゴルゴラインやマリオネットライン、ほうれい線には物足りなさを感じるかもしれません。リフトアップ効果だけで見ると、ショッピングスレッドやウルトラVリフトに近いと言われています。

金の糸のメリット・デメリット

メリット
総合的な美肌効果が期待できる
毛穴の開き、しみ、たるみの改善の他、肌のターンオーバーを整える作用もあるため、美白効果や透明度が増すなどの変化が実感できます。
自然なアンチエイジングが可能
糸を埋め込んでたるみを引き上げる他のリフトアップ施術と違い、皮膚を引き上げる施術ではないので、自然な若返り効果が得られます。
一般的に5年くらいは効果が実感できる
金は錆びたり溶けたりすることがないため、抜糸をしない限り作用は続きます。クリニックによっては「半永久的」と表現していますが、加齢による衰えも加味すると、現実的には効果を実感できるのは5年間くらいでしょう。
デメリット
安全性と美容効果が保証されていない
金の糸は科学的に明確な根拠が証明されておらず、日本美容医療協会でも正式な治療法とは認めていません。また、金イオンの毒性や、アレルギーなどの報告もあり、長期に渡り体内に埋め込むことで何らかの影響が起こり得る可能性があります。
MRIなどの検査が受けられない
金を体内に埋め込んでいるとMRIなどの検査が受けられません。病気の発見が遅れてしまう恐れがあります。また、サーマクールなどの照射治療も受けられなくなってしまいます。
一度埋め込むと取り出すのが難しい
金の糸は、挿入すると周辺組織の細胞に取り込まれるようになります。そのため、時間が経つにつれて摘出が難しくなります。「失敗したら取り出せばいい」と安易に考える人もいるかもしれませんが、一度入れたら簡単には取り出せないと思っておいた方がよいでしょう。

金の糸の治療の流れ

  1. カウンセリング
    患者の悩みや希望をヒアリングし、ほうれい線やフェイスラインの状態を確認し、金の糸が適応かどうかを判断します。
  2. 麻酔
    局所麻酔もしくは静脈麻酔を行います。
  3. 施術
    こめかみ付近に微小な穴をあけ、糸を皮下に挿入していきます。
  4. アフターケア
    リカバリールームで休んだ後、帰宅します。洗顔、メイク、入浴は翌日より可能です。

気になるダウンタイムや安全性はどう?

他の溶けない糸と同様に、糸を体内に埋め込むことで顔の表面に凸凹ができてしまったり、糸が切れて効果が薄れてしまったりするリスクがあります。ダウンタイムは糸を埋め込む量によりますが、2~3日で腫れが収まる人が多いようです。金に対するパッチテストは10%という報告もあり、高い確率でアレルギー反応が起こる可能性も指摘されています。施術前のパッチテストでアレルギーがなくても、将来的に発生する可能性もあるため、慎重に検討しましょう。

金の糸治療の名医とは

一度、金の糸による治療を受けてしまうと、取り出して元通りにすることは難しいもの。そのため、他のほうれい線治療と比較しても、治療の確実性と安全性が要求されるのが金の糸治療です。そこでこちらでは、クリニック選びの参考となるように、安心して金の糸治療をお任せできると評判の高い、3人の名医をご紹介しましょう。

【ヴェリテクリニック銀座院】藤本雅史 医師

藤本医師は、ヴェリテクリニック銀座院の院長を務めている方です。「患者はどのようになりたくて、そのために自分に何ができるか」ということを重視されているので、カウンセリングでの真摯な態度に定評があります。安易な方法で問題を解消せず、患者の悩みを解消するために最も相応しい治療法を選んでくれる方です。

また、施術もとても丁寧で、藤本医師による金の糸治療を受けた方の声を見ると、「傷の治りが早くて出血もほとんどなかった」と言います。

医師の経歴

2002年 東京慈恵会医科大学卒業
東京慈恵会医科大学付属病院 外科
2005年 東京慈恵会医科大学付属病院 形成外科
2007年 がん・感染症センター都立駒込病院 形成外科
2009年 東京慈恵会医科大学付属病院 形成外科
2012年 東京慈恵会医科大学付属柏病院 形成外科診療医長
2015年 ヴェリテクリニック入職
2016年 ヴェリテクリニック銀座院院長 就任

所属学会

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 日本頭蓋顎顔面外科学会会員
  • 東京慈恵会医科大学非常勤診療医員

【表参道スキンクリニック】中西雄二 医師

表参道スキンクリニックの統括医療部長でもある中西医師は、合計20を超える学会に所属し、今もなお新しい医療に関する研究に余念がない方です。日本形成外科学会、日本美容外科学会から専門医として認定を受けており、美容整形全般に対して深い知識をお持ちですが、もちろん金の糸治療に対してもその技術を駆使して、安全かつ効果的なほうれい線治療を行っています。

医師の経歴

1983年 藤田保健衛生大学医学部 卒業
1989年 トヨタ記念病院形成外科部長
1993年 藤田保健衛生大学講師(形成外科)
2000年 慶應義塾大学助教授(伊勢慶應病院形成外科)
2002年 第一なるみ病院形成外科部長
2004年 ヴェリテクリニック総院長 就任
2015年 表参道スキンクリニック統括医療部長 就任
現在 藤田保健衛生大学形成外科客員准教授

所属学会

  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会専門医
  • 日本美容外科学会
  • 日本形成外科学会 評議員
  • 国際美容外科学会
  • 国際形成外科学会
  • 日本頭蓋顎顔面外科学会
  • コンピュータ支援外科学会
  • 他、計20学会会員

【ベル美容外科クリニック】飯塚雄久 医師

ベル美容外科クリニックの治療責任者である飯塚医師は、高須クリニックに入られたことを契機に美容外科の分野に入られた方です。高須クリニックと言えば、大手の美容外科クリニックとしてたくさんの患者数を抱えるクリニックですが、高須クリニックでの飯塚医師の症例医数は、数万件に及ぶと言われています。

そして、その豊富な経験と知識によって、金の糸治療でも高い実績を誇っています。ベル美容外科クリニックによる金の糸治療は、飯塚医師のアイデアで自社生産の糸だけを使用。患者に合わせて最も効果が高いと思われる長さの糸を、既定の長さを越えて使用することができるようになりました。

医師の経歴

1987年 東京慈恵会医科大学卒業
東京慈恵会医科大学形成外科入局
1997年 神奈川県厚木病院形成外科責任医長
2001年 高須クリニック勤務
2007年 ベル美容外科クリニック顧問医就任

所属学会

  • 日本形成外科学会認定専門医
  • 日本美容外科学会会員
  • 東京慈恵会医科大学形成外科講師

Graceful編集部から見た金の糸

金の糸は、古くから伝われる美容施術ですが、金そのものの美肌効果は科学的に証明されていないようです。金の糸を入れた後は検査機器や美肌治療器の使用が制限されてしまいますし、金属アレルギーの可能性も指摘されています。今は、溶けない糸・溶ける糸ともに金の糸よりもリスクの低い素材がたくさん存在しますので、わざわざ金の糸を選ばなくても良いかもしれません。また、金の糸はリフトアップよりも引き締めに適しているので、たるみが進行している方は他の治療が適しているでしょう。

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